東大病院稲葉俊朗先生 未来会議

11/25に開催された稲葉俊朗先生の未来会議at秋谷(葉山)に参加してきました。

 

稲葉先生は東大病院の循環器科医師として活躍されていますが、それだけにとどまらず著書の執筆、山岳診療、伝統医療の研究、芸術と医療についてなどご自身の専門分野の枠、医師という職業を超えて

生きておられます。

 

まさに稲葉先生の生き方そのものが医療者としてのあるべき姿であるのはもちろん人が生きていく上で

道標のようです。

 

その稲葉先生の考えが学べる未来会議に参加してきました。

未来会議が何かをよく調べないまま、先着15名で葉山の趣のある古民家ということで

反射的にポチッとしてしまいました。

 

あとで落ち着いて未来会議を調べると

稲葉先生と一緒に「生きたい世界」「理想の社会」「希望の未来」を考えていく会議

ということです。

 

なるほど、稲葉先生のお話を聞くだけでなく一緒に考えるのか、なんて思いながら

開始時間を間違えて早く着きすぎてしまいました(笑)

場所はJR逗子駅からバスで25分の秋谷。バス停から山側に歩いて5分、

すごいロケーションの古民家が出現。これが今回の未来会議の場所「秋谷四季」。

築90年の趣のある古民家です。

愛しの縁側〜気持ちよすぎです。

寒椿が一輪。さすが四季と名付けられた建物、季節を感じます。

 

侘び寂びですなぁ。

最初に稲葉先生から今日の予定と趣旨の説明があって各々自己紹介をしていきました。

集まってくる人々も個性的で、テレビ局プロデューサー、コンテンポラリーダンサー、僕と同じ鍼灸師、ゲリラ活動家!?など面白い方々ばかりです。

 

今日の予定は近くの前田川という川を散策して、戻ってきてから各々誰かのためにお弁当を詰めて

食事をシェア、稲葉先生のお話を聞いて、最後に海岸で夕日を見て解散。

 

特徴的なのは散策と食事開始5分は沈黙する、瞑想散策、瞑想ご飯!?をするということです。

沈黙の散策だったので残念ながら写真も撮れてません、、。

 

川床にある木道を皆で沈黙の散策、みんなの足音、川の音、空気の音、鳥の声、普段気づかないことに五感を

フル回転させて歩きます。

 

単純に歩くというのは座禅のような、瞑想のような、夢心地のようになり気がつくと心が空っぽになってます。

 

体に良いお食事が並んでいて皆でお弁当に詰めていきます。どれも美味しい〜

 

最初は沈黙のご飯、そのあと皆でワイワイお話して、参加者の交流が深まりました。

最後はみんなでくつろぎモード。

畳っていいですよねーー。

 

稲葉先生のお話で気づかされたことがあります。

 

水も風も本来は音がないのに、我々は水の音、風の音を知っている。

 

「水の音」は岩や草などいろいろなものに当たって、風も木々や建物に当たって

その音を生じ間接的に知ることができる。

 

人も複雑に色々なものに当たってその人の生き方が見えてくることがあるのではないかと。

 

たまには静かに歩いて自分の音を聞いてみるのも良いのではないでしょうか。